真夜中のトイレ
看護婦という仕事は朝も夜もない。
消灯時間をもう1時間はすぎたろうか。
理由もなくなかなか寝付けず、気分転換も兼ねてトイレにたった。
そこには、検査のためためている患者さんの尿の量を点検する1人の看護婦さんの
姿があった。
「眠れないの?」
「はい。遅くまで大変ですねえ」
みられてるようでなんとなく落着かない感じで用をすました後
「なんか手伝いましょか?」
「そうやな、部屋にもどってはやく眠ってもらえるのが一番かなあ?」
「はあい、そうしますう」
「おやすみ」
微笑みと共に言って、彼女は仕事を続けた。
なんとなくいい気分になった夜。
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