恐怖の承諾書


入院後すぐ食堂で今後の予定を聞いた。
手術の前にもう少し詳しい病状を知るためにカテ−テル検査というのをやるらしい。
この検査は、脚の付け根の血管から管をいれて体の中を覗き見するという想像するだけで
なんとも気味の悪い検査だ。
この検査の内容はきいた時「んなアホな・・・・」と口には出さなかったがココロの中で叫んでしまったのであった。
血管に管いれるて・・・・・・
この時ぼくのまわりだけ世界は真っ暗闇だったに違いない。
はっきりいってショックだった。ああそうさビビってしまったのさ。

闇に溺れてもがいているかわいそうな患者←オレのことだけど・・・に追い討ちをかける大魔王←ほんとはドクタ−だけど・・・の声。
「もしもの時のためにこの検査には承諾書が必要になります。」
なんだあ、検査のくせに承諾書だとお
「まあまず危険はありませんが、全くゼロとはいえないんで」
むむむ、それは失敗するかもしんないってことかあ。
「確率的には(失敗は)微々たるもの」
んなことゆうたかて、検査やろ。無事終わってもなんも治れへんねやろ・・・・

もうここまでくるとあきらめ半分である。
もうなんでもやっちゃって下さいである。

「まあほとんど失敗はないんですよねえええ」と蚊のなくような声で確認したのであった。


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